1年で一番暇な日。
午後はテレビ漬け。
録画しておいた「美子伝説」明治天皇皇后、昭憲皇太后の検証ドラマを見る。
ちょっと退屈したが明治が分かって興味深かった。
お笑いの生中継をみて初笑い。
夕飯後は、
余り怖いので、
「ニューイヤーオペラガラコンサート」にチャンネルを変える。
最後に「美の壺」。
何もしないでテレビ漬けというのも疲れる〜〜。
お正月2日目
朝、初風呂に入る。
幼児の頃は(もう80年近く前)大阪市内に住んでいたから家にお風呂は無かった。
その代わり近所に銭湯が沢山あった。
お正月の2日の朝「こだま湯が沸いた!沸いた!」と笹を担いだお風呂屋さんの丁稚が大声で叫んで走って行った。
それを聞いて人々は初湯に入りに行ったのだった。
家には妹が生まれていて私もまだ赤ちゃんに毛が生えたぐらいで手がかかる。
母が子供を順番に洗ってお湯につけて温めで1丁出来上がり!って具合に脱衣所へ連れて行く。
そこにはおなごっさん(お手伝いさん)が待ち構えていてタオルで拭い衣服を着せて銭湯の前で待っているお店のぼんさんに渡す。
彼はそのほかほか赤子を抱いて帰り、家で待っている別のおなっごっさんに渡す。
母は次々子供を洗って湯に浸かり、仕上げて渡す作業を続ける。
私のすぐ上のH子ねえちゃんまでは洗ってもらっていたのではないか?
とにかく物心ついた頃にその話を聞いて「お母ちゃんのぼせはったやろ・・・」と思ったものだ。
もう少し大きく成長してからは、自分でお風呂を使って(新しい家にはお風呂もあった)出てくると、髪の毛を火鉢の火で温めたコテでカールをさせ、リボンをつけたりしてから着物を着せてもらった。
着物は年々背が高くなるので、暮れの間に母が裾の縫い上げと肩あげを縫い直して身にあった寸法の着物を着せてくれた。
女の子が沢山いるとお正月の母は大変だったのだ。
着物を着ると足元は「こっぽり」を履く。
今は京都の舞妓さんが履いているあのこっぽり。
窪んだところに鈴が付いていて、歩くと「ちりんちりん」と音がする。
ちりんちりん、こっぽこっぽ・・・とお正月歩き。
羽子板で羽根を付いたりして、羽根が落ちたら拾う時は袂を片手で押さへ地面について汚れない様に・・・子供ながらに優雅やなあなんて思っていた。
暖かいお湯に浸かりながら、子供の頃のお正月の初風呂を思った。
1歳のお正月。女学生のC子姉とお店の前で。私のことだから多分まだ歩けなかったと思う。
ちょうど80年前に撮った写真。
2018年明けましておめでとうございます。
年賀状に「いつも読んでいます」とコメントをくださる人も居るし、やっぱり今年も書き続けることにしよう。
お雑煮とおせち料理を食べてから教会の元旦礼拝に出席する。
普段出てこれない人も来て満員だった。
大騒ぎで記念撮影をする。
毎年同じお正月風景。
午後はBSでゆっくり映画「タイタニック」を見る。
日本語吹き替え版だったのが惜しい。
でも氷山の横に浮いている氷漬けのれディカプリオを見ていたら、やっぱり寒くなってきてエアコンをONにした。
夜はウイーン楽友協会ホールからの生中継、リッカルト・ムーティー指揮のウイーンナーワルツを聞きつつ年賀状のお返事を書く。
これが多いので目が疲れた〜。
普段も余り変わらない我が家のお正月。
大晦日。
今年最後の礼拝に出席する。
この一年の間に頂いた恵みを感謝する。
わがたましいよ。
主をほめたたえよ。
主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。詩篇103篇2節
来年が平和でありますように。
暇だから今日もスプーンを磨く。
これは娘のコレクション(スプーンはこの3倍はある。よくも集めたものだ)各国の各地のおみやげ屋さんで買ったもの。
磨いたらピカピカになった。
買った時より美しくなったのじゃないかな?
年末のお掃除。
台所を重点的にまめまめと働く。
換気扇を掃除して、そこら辺を拭きまくる。
引き出しのスプーンや何や彼や、全部出して拭いて仕舞う。
安物のスプーンでも布巾で拭き上げると、ピカピカに光り輝く。
面白いから磨き続けた。
英国の執事や使用人みたいな感じに。
カズオ・イシグロ原作の映画「日の名残」を久しぶりに観たが、銀器や家具を磨くシーンが多い。
引き出しを開けるとキラッと光るスプーンたちが並んでいるのが目に入るのは気持ちが良い。
あっという間にに散らかるのだけれど・・・。
そんな感じで徹底的に拭きまくる年末大掃除。
こんな家事の仕方を我が家では「レイチェル・リンドさんをする」と
いう。
レイチェル・リンドさんは「赤毛のアン」に出てくるグリーン・ゲイブルスのお隣のおばさん。
他人の粗捜しが好きだけれど、家事をやらすと抜群で、徹底的に掃除をして家の中はいつもピカピカなのだ。
何の予定もなく家の中の掃除をするって楽しい。
午後は柚子のマーマレードを煮た。
御使い物にしたあとの残りの小ぶりなのを刻んで煮る。
この包丁で刻むのがしんどく面倒臭くなってきて、この荒い切り様はどう!
寒いし、昨日の体操の疲れ(優しい体操やのに・・・(ー ー;))でしんどい。
それでも頑張って年末だけしかやらない掃除をする。
カレンダーも新しいのと取り替えた。
一つだけアメリカのカレンダー「TEAPOT」を買っているが、あとはプレゼントのものばかり。
教会の敬老の日のプレゼントとかいろいろ。
一番のお気に入りは、月々わずかなサポートをしているだけなのに毎年送ってくださる風景などに私の名前が入っているカレンダー。
広い牧場に羊が遊んでいるが、羊がローマ字の「***SAN」と並んで居たり、飛行機は「***SAN航空」だったりしてとても楽しい。
これはパソコンの前に置いている。
この新しいカレンダーを元気に最後まで捲りたいものだ。