a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

映画

「ピエロの赤い鼻」

1960年代のフランスの田舎町。 ジャックは学校の先生だが、日曜日ごと家族を巻き込んでピエロになって人々を喜ばせるのだった。 彼の息子はそんなパパが恥ずかしくて嫌い。 ジャックがピエロになるのには深い理由があった。 映画は第二次大戦の時代にさ…

見応えがあった映画

「夜になる前に」 ハビエル・バルデム熱演の映画。キューバから亡命した作家の話。ホモセクシャルだという理由で投獄される。 ジュニー・デップが2役で、ショーン・ペンが端役で、うっかりすると気が付かない。夜になるまえに [DVD]出版社/メーカー: 角川映…

「預言者」原題UN PROPHETE

フランス映画。題名につられて観た。 主人公アラブ系青年マリク(タハール・ラヒム)は19才で、傷害罪で6年の刑で刑務所に入る。 全編殆ど刑務所の中。ヴァイオレンスあり、血しぶきあり、で途中でやめようかと思ったが、主人公が魅力的なので最後まで観…

「星の旅人たち」

雨が降っている午後、借りているDVDで映画鑑賞。 ゴルフをしていた眼科医のトムに電話がかかる。 疎遠になっている一人息子の死を告げる電話だった。息子はスペインのピレネー山脈で事故に遭ったのだった。 サンチャゴ・デ・コンポステーラへ巡礼の旅に出発…

「知りすぎていた男(The Man Who Knew Too Much)」

50年以上昔に観た懐かしい映画。 ケ・セラ・セラの歌でドリスデイが有名だが、ジェイムススチュアートも若くて素敵だ。 単純なミステリーでしっかり覚えていたのに驚く。 たった1回観ただけなのに。 今は何回も観ないと覚えられない。映画のストーリーが…

「バビロンの陽光(Son Of Babylon)」

12才のアーメッドとおばあちゃんは、イラク北部の砂漠の道を歩いている。 2003年、フセイン政権崩壊後3週間。 12年前に消息を絶った父イブラハムを探しに、900キロ離れた刑務所に行こうとヒッチハイクをしているのだった。 アーメッドは父を知ら…

「レ・ミゼラブル」

暖かいし難波に出かけるついでに映画館に入った。 10才の頃、子ども向けに書かれた「ああ無情」が印象的で何度も読んだから、物語の筋は詳しく知っている。 ジャンバルジャンが、姉の子どもに食べさせようとパン屋の店先から盗んだたった1個のパンのため…

チルドレン・オブ・ホァンシー 遥かなる希望の道

娘が借りたDVDは「奇跡のシンフォニー」に続き、今夜もジョナサン・リス=マイヤーが好演。 1937年中国南京。実話を映画化したもの。ジョージ・ホッグ(ジョナサン・リース=マイヤー)はジャーナリストだったが、黄石で親を虐殺された孤児たち60人ほ…

「終着駅トルストイ最後の旅」

トルストイ(クリストファー・プラマー)と悪妻で名高い伯爵夫人(ヘレン・ミレン)との葛藤を描いている。 50年近く共に暮らしたが、ついに家を出て行くトルストイ。旅先で病に倒れたトルストイを周囲の反対を押し切って、特別列車で会いにいくソフィー。…

「プチ・ニコラ」

フランスの子供向けの映画。人気絵本を映画化したもの。 主人公のニコラを始め男の子たちが個性的で愛らしい。 大人も出演者すべて愛すべき人物で、十分楽しめた。

「マリア」

クリスマスがイエスさまの誕生日であることを忘れて、ケーキを食べる日、サンタさんからプレゼントをもらう日、とだけ思っている人に是非観て頂きたい映画である。 原題「The Nativity Story」。 聖書のマタイの福音書、ルカの福音書に沿ってほぼ忠実に描か…

ジェーン・エア

2011年の新しいジェーン・エアを観た。 ジェーンは美しくて品のある女優(ミア・ワシコウスカ)が演じている。ロチェスターも美男(マイケル・ファスベンダー)で素敵。本当は美男美女ではない筈なんだけれど、しょうがないか。 美しい映画で満足した。 …

「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」

原題 Extremely Loud & Incredibly Close スティーブン・ダルドリー監督 2011年製作。 「めぐりあう時間たち」「リトゥル・ダンサー」「本を読む人」を作った監督なので見応えが有る。 時間が交錯して物語は進んでいくので、ぼーっとしてはいられない映…

つづき

「マーガレット・サッチャー鉄の女の涙」 メリル・ストリープがとにかく凄い。認知症を患っているらしい元首相の姿も哀れさを感じながらも圧倒される。 しゃべり方や表情など、私の記憶に有る英国首相そのままだ。 立派な地位にいても平等に認知症は発症する…

最近観た映画

「恐怖の報酬」 1954年、フランス映画。 昼ご飯を終ってテレビをつけたらBSで時たま古くて面白い映画を放映する。 昨日はこれを観ることにした。 同じアンリ・ジョルジュ・クルーゾの「悪魔の様な女」という怖〜い映画を昔観た記憶が、この映画を見る勇…

「12人の怒れる男」

予定がまったく無くて、午前中はガーディニングに精を出し、午後は映画を観た。 途中で友だちが電話して来たが「珍しい、いてたん?」と驚いている。 居ると思うから電話をして来たんだろうが。 電話と云えば高校の友達Yさんは入院している。甲状腺がんが見…

「マリリン7日間の恋」

1956年、マリリン・モンローは英国に招かれ、ローレンス・オリビエの「王子と踊り子」の映画に出演することになった。 若さから遠ざかったオリビエは、マリリンと共演することで若さを取り戻せると思ったのであった。 当時のマリリンはアーサー・ミラーと3…

暑い日に観た。

涼しくなってやれやれ。暑くて血圧が下がって死にそうなほどしんどくて、ぐだぐだ言いつつ過ごした日々。 と云いながら、映画やミステリードラマはばっちり観ていた。その中の幾つか。 「グリーン・マイル」何度観ても感動する。 スティーブン・キング原作。…

「戦争と平和」

午前中元気がでなくて、これは夏の疲れである。と勝手に決めて休養日とする。 でも、冷蔵庫が空に近いので買物に出かける。帰るとすっかり元気になっていた。 BSで録画しておいた映画「戦争と平和」を観る。 1965年ソ連が国力を上げて作ったという全部で…

最近見た映画

「サンザシの樹の下で」中国映画。 チャン・イーモー監督の純愛物語。文化大革命の頃の話。私の好みとしては古い映画「初恋の来た道」に軍配を上げる。 「君に読む物語」 アルツハイマーになった女性に過去を思い出すために物語を読む愛を貫く物語り。 美し…

こわ〜い映画を観てしまった

ケーブルテレビの洋画チャンネル、又はレンタルしたDVDで映画を楽しむ日々。 暑いのを忘れるのには、面白い映画に引き込まれるのが一番だ。 大抵は内容を良く確認して観るのだが、昨夜うっかり見始めたらこれが恐い映画で、後で確認したらジャンルは「ホラー…

最近見た映画

特別お薦めでは無いが、楽しんだ映画をご紹介する。 「ママが遺したラヴソング」2004年製作 フロリダに住むパーシー(スカーレットヨハンソン)は高校生だが荒れた生活をしている。 そこへニューオーリンズから母の死が伝えられる。 母の住んでいた家に着く…

「カラマーゾフの兄弟」

やっと(途中で何度も寝てしまったから)録画しておいた「カラマーゾフの兄弟」を観た。 4時間余りの大作である。 と言ってもドフトエフスキーの原作を思えば、ダイジェストでしか無い。 1969年のソ連映画。イワン・プィリエフ脚本監督。途中で監督は亡…

「ウオルター少年と夏の休日」

シックスセンスに出ている子役がウオルター少年を演じている。 わたしはこの子役は嫌いだが、映画は面白かった。 1960年頃、テキサス。ふしだらな母親に連れて来られ捨て去られてしまう。 そこは母親の伯父に当たる2人の男性が住むあばらやであった。 …

「ボローニャの夕暮れ」

題名に惹かれて観たイタリア映画。2008年製作。 時代は第2次大戦会戦前夜。 全体にセピア色で鬱陶しい。眠くなる条件だろうか。 内気な17才の一人娘を大切にしている美術の教師をしている父親と、美しい母の3人の普通の家族。 進級させるのを条件に、…

中抜き映画

朝から雨が上がっていたので庭の掃除と家の掃除をする。 来客が有り、午前中は終る。 午後、テレビで映画を観ようと思って横になっていたら、タイトルとエンディングだけ観たけれど後は寝てしまった。電気代の無駄だった。 気を取り直して駅まで出かけ買物を…

「画家と庭師とカンパーニュ」

2007年フランス映画。 このフランス映画は楽しくて良かった。 カンパーニュとは田舎という意味らしいが、画家は両親が亡くなって空き家になっていた田舎に戻って来る。 妻とは別居中だ。離婚を迫られている。絵は売れるが、売るための絵を描くのに嫌気が…

「光のほうへ」

2010年デンマーク映画。素晴らしい作品だが観るのは辛い映画だ。 よほど元気でないと観ない方が良い。 主人公2人は兄弟。親の愛を知らずに育つ。母はアルコール中毒で育児を放棄しているから、赤ちゃんの弟にはまだ名前もついていない。万引きをしたミ…

「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」

1985年製作スエーデン映画。 監督のラッセ・ハルストレムの初期の作品で、この後リンドグレン原作の「やかまし村の子ども達」「やかまし村の春夏秋冬」など私のお気に入りの作品を作っている。 「ギルバートグレイブ」「サイダーハウス・ルール」「ショ…

「蜜蜂」

セミフ・カプランオール監督脚本 2010年トルコ映画。ベルリン国際映画祭金熊賞他、幾つもの賞をとった。 森の中から始まる。小鳥のさえずり、川のせせらぎの音、木の葉のざわめき。静寂がある。 そこへゆったりしたテンポでろばの背に荷をくくり付けた男…