a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

ソビエト映画

昨日の夜は夫の帰宅を待ちながら、ビデオで「クロイツエル・ソナタ」を観た。
トルストイ原作のソビエト映画。途中で休みが入る長い映画だ。
音楽はヴァイオリンとピアノの演奏だけで、後は蒸気機関車が走るゴトゴトという音だけ。
主人公は妄想にかられ、嫉妬の余り妻を殺す暗い映画だけど、ロシアの貴族の生活や洗練された衣装が美しい。
ソビエト映画といえば、子供の頃、始めて観た外国映画がソビエト映画の「シベリア物語」だった。
終戦後すぐに、一番上の姉に軍隊から戻ったばかりの人が婿養子に来て、新婚の二人は家の離れに住んだ。
義兄は優しい人で、小学生だった私と妹を中之島の朝日会館に連れてくれてこの映画を観たのだった。
内容は殆ど覚えていないが、カラーで確か主人公はピアニストか何かで手を悪くしてしまった。とこれ位の記憶しか無いが。
映画のあとで、中之島で写真も撮ってもらったいる。
義兄は早く亡くなってしまったが、良い思い出が沢山残っているのだ。
とても懐かしい。
ソビエト映画は素敵なのが多い。
ツルゲーネフ原作の「貴族の巣」も「犬を連れた貴婦人」などもそうだ。
チャイコフスキー」もソビエト映画だったとおもう。