a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

見られないテレビ

塗装屋の仕事はフル運転だ。
今日は職人が5人来て窓枠や庭の敷石や植木や昨日まで塗ったシャッターや鉄部をビニールで覆っている。
細かい手間の掛かる仕事だ。
家はシャッターを閉じているので暗くて、窓の外も地下足袋のお兄ちゃんの足どころか、不透明のビニールで覆われて何も見えず、軟禁状態だ。
午後は公民館のコーラスに出かけた。息抜きである。
寒い中帰る道すがら我が家を見ると、大屋根のテッペンに男が2人仕事をしている。高所恐怖症の私から見れば、恐るべきおのこ達である。勇壮と言うか、逞しいというか尊敬に値するペンキやのお兄ちゃん達だ。
帰ると夫がテレビが見えないと騒いでいる。
インターネットもダメになって、これはケーブルテレビの線がどうにかなったに違いが無い。
ケーブルテレビに連絡して工事を頼むが明日になると言う。
しょうがない。今夜はテレビ無しだ。
あちこちが不便で自由が無くなって夫は「まるで内だけ震災の後みたいやな」と不服そうだ。
何を言う。電気もガスも水道も来ているし、テレビが無くてもラジオがあるし、新聞も届いた。テレビが無いぐらいで文句を言うのは贅沢である。
夕食後は私はDVDで『オズの魔法使い』を見た。
夫は早々に寝てしまった。