a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

小学校のクラス会

小学校のクラス会だった。12人集った。男女6人づつでバランスが良い。
S君がわざわざ東京から出て来た。50年振りに逢った。
ずっと東京に住んでいたから今まで会う機会が無かったし、忙しくてクラス会にも出て来れなかったから。
少年だった人が、時間を飛ばして老年になったのに会うのって不思議だ。
面影は確かに有るのだけど、やっぱり昔の可愛かったS君は別に居て、50年の間仕事を覚えて結婚をして事業をして来た落ち着いた物腰の東京弁のおじいさんとは、どうしても別の人のように思える。
上手く説明出来ないけれど。
彼も私の事をそう思っただろうか。
小学校の友達の話題の多くは、お互いの家に遊びに行った思い出話。それぞれの家で良く遊んだ。H子ちゃんが我が家に来た時の思い出が、猫がかまぼこをくわえて逃げたこと。私はH子ちゃんとこで、トランプで遊んで、おやつに酢昆布を食べた事、彼女の家は昆布やさんだった。
それと、独身の男の先生の当直の夜に、数人で枕を下げて当直室に泊まりに行った等と、今ならPTAや教育委員会がびっくり仰天するような事が一杯有った。先生も生徒の家で食事をよばれたり、親も先生の家に物を持って訪問したりと、自由自在。
付け届けは普通だったし、お金持ちの子、可愛い子、勉強が出来る子が贔屓されるのは当たり前。子供達は世の中の矛盾や厳しさを肌で学んでいたのだ。
それはさておき、今クラス会に来ている昔のお嬢さん達はおしゃれで、お酒も飲んで、しゃべって屈託が無い。