a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

本当の日曜日

我が家の様に『毎日が日曜日』の生活でも、何となく日曜日は好きだ。気分がゆったりする。世間に気兼ねなく休めると思うのは卑屈な考えか。
朝食を取りながらのテレビ。趣味の園芸日曜美術館、を見る。今朝は大好きなマルク・シャガールシャガールは妻と共に1941年にナチスから逃れてアメリカへ亡命、以後7年を過ごした。妻の協力を得て制作したバレー『アレコ』の背景画、衣装等が今、青森県立美術館で展示されているという。
シャガールと妻ベラがアメリカへ来た丁度その頃、シャガールの永遠の故郷ロシアのヴィテブスクがナチス・ドイツ軍の侵略によって燃えてしまう。そして3年後にベラが急死。シャガールは心の支えともいえる二つの大切なものを失った。それまでのシャガールの絵のモチーフは故郷の村とベラだったから、彼の悲しみはどんなに深いものだったろう。それからの作品に影響を与えたという。興味深い内容でますますシャガールが好きになった。
少し曇り空なので、庭で遊ぶ。ラベンダーの挿し芽の本植え。紫陽花も。
朝の園芸の番組で教えてもらった通り、暑い夏に備えコンテナの暑さ対策をする。置く場所を変えたり、台に乗せて少しでも照り返しの熱を避ける様に考えて作業をする。
午後は、映画『海の上のピアニスト』を観た。何度観ても、悲しくて不思議で面白い映画だ。午後のひととき、暑さを忘れる。