a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

庭の思いで続き

昨日に続いてまだ私の心は実家の庭を彷徨っている。
門から玄関までの狭い通路は、セメントがベタに塗ってあって平らだったので、毬つきには最適。家の廊下ですると叱られたので、いつもここで毬つきの練習をした。下駄隠しの遊びや、蝋石で絵を描くのもここ。戦前戦後は極端に紙が無かった。画用紙等は勿論、わら半紙でも落書きするのに使えなかった。今でも広告の裏を使ったり、紙を無駄遣いしないのは年よりの特徴だけど、それはこの時の紙不足の経験がそうさせている。
だから、雨が降ったら消えてしまうけど、ここでの蝋石によるお絵描きは楽しい事の1つだった。
門柱の横はお隣との境で狭い溝になっている。時々大人の手のひら位の大きいガマガエルが現れた。背中にぶつぶつが一杯有って見るからに気持ち悪い。ところが父はこれを手に乗せて可愛がっていた。ぶつぶつの背中を撫でたり、ご飯粒なんかやって餌付けをしていたのである。
兄も同じように可愛がっていた様だ。
私は、「もしかしたら王子様が魔法をかけられているのかも。」とちょっと思ったりもしたけれど、やっぱり気持ちが悪くて触ったりはしなかった。
ところで今日は梅雨入りしたのにどうしたのだろう。お天気で暑い位だった。
午後は同窓会のコーラスに行く。もうすぐ合唱祭に出演というのに、完成には程遠い。もうちょっと上手に歌えないのかなあ、ソプラノさん。