a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

100才の大往生

お葬式に行った。
最近はお葬式はなるべくパスして過ごしているが、高校の仲良しI橋さんのお母さん(100才)が急に亡くなられて,慰めて上げたかったからお参りして来た。
彼女は独身で,生まれてから70年ずっとお母さんと一緒に暮らしていたから、さぞ悲しい別れだと思うのだが「涙が出えへんねん」と情けなそうに言った。気が張っているからだろう。
去年の暮れ辺りから急に弱って来て手が掛かり、I橋さんのストレスがピークになっていた。自分の母親が弱って情けない姿を見るのは堪え難かったのではと想像する。最期まで頭はしっかりしていて、おしゃれ心も失わず、タクシーを呼んで自分で美容院に行く様な人で、いつも読書をしている人だったらしい。
愛して止まなかった次男(独身で大会社の重役)と、気は合わないけど世話をしてくれる長女と、自分の家で気楽に過ごして来て生涯を閉じるって幸せな人と思う。
今日は寒いけれどお天気で気持ちのよい日だった。
夫は昨日は豊中の句会に、今日は公民館へ謡曲の稽古に、楽しそうに行って来たのでほっとした。