a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

古い記念写真

a-doll2008-04-26

昨日H子姉が、私は持っていない古い写真を送って来てくれた。
両親の家の座敷で写している。昭和29年(?)M子姉が嫁ぐ日の家族の記念写真。
東大出の秀才の所へ嫁に行くので両親は嬉しかっただろう。しかも姉はお人形の様に可愛い花嫁姿。黒い振りそでの花嫁衣装は特別に染めさせた立派な物だ(H子姉に聞いた)。この日姉は家で支度をして花嫁姿で玄関から出て行ったのだった。
全員式服を着ている。H子姉も私も妹も訪問着を着ているが、結婚式に出席した記憶も無いけれど何故上等の着物を着ているのだろう。
それに縁側は暗くて夜の様だけれど、夜出発したの?疑問だらけの写真。誰か疑問に答えてくれないかなあ。
端っこに座っているお祖母さん(お祖母さんが亡くなってからは私達姉妹はよしのさんと呼んでいる)は小さい。隣の兄の半分しか座高がない。この頃もう90才になっていたかもしれないし、腰が90度に曲がっていたから骨も縮んでしまっていたのだ。
M子姉に先日会ったとき、背中が曲がって来ているのと、可愛い顔に似合わないごつごつした手を見て「死んだよしのさんに似た手だ」と私は思ったのを、この写真を見て改めて思い出した。
そう、M子姉は隔世遺伝でよしのさんに似ているのだ。
よしのさんも若い頃は、多分M子姉の様に愛くるしい顔立ちをして居たのだろうと想像する。
M子姉にはここまで小さくならない様に努力してもらいたいと思う。