私の兄妹は結構ユニークな人が多い。
その中でも妹は面白い人だと最近改めて感じた。
彼女には孫が２人居て、ということは妹はれっきとしたお祖母ちゃんなのであるが、孫にお祖母ちゃんと呼ばせない。世間にはそう言う人もまま有るけれど妹の場合はふるっている。『Sちゃん』と孫に呼ばせているのだ。
家の娘が幼い頃、妹は叔母ちゃんだったのだが、幼い姪に『Sちゃん』と呼ばせた。親戚中の甥や姪は全部『Sちゃん』と呼んでいる。
その続きで、孫にも呼ばせちゃったのだ。
孫のR君は幼稚園児だが、最近『Sちゃん』は『お祖母ちゃん』のことで有ると理解し始めたらしいが。
今朝の天声人語にも、日本の夫婦は互いに最年少者から見た続柄で互いを呼び合うのが珍しく無く、子供が出来るとパパママ、或はお父さんお母さんで、孫が産まれるとお爺さんお婆さんとなる様だ。殆どの人は平気で許してしまう。嫌だけど我慢をしているのか。
また家族でも嫌なのに、他人にお婆さんと呼ばれると、親密さの裏に他人を軽んじる響きを聞く。
呼び名を甘く見た無神経さの最たるものが、後期高齢者等である。と有った。
その点妹はえらい！絶対にお婆さんになりたく無い意志がありありと解ってユニークだけど立派。
永遠に若々しく生きて下さい、とエールを送る。
今日の花：紫酢漿草（ムラサキカタバミ）Violet woodsorrel
