a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

漁の取り止めのニュース

a-doll2008-07-15

重油の値上がりで、漁業に携わっている人達は大弱りである。今日は一斉に漁を取りやめたとニュースで言っている。
漁船を動かすにも、魚を加工するにも、重油が必要なのだ。
私達の生活は、今や全てのものが石油無くして立ち行かない様になってしまっている。
子供の頃、戦争の前後は庶民には燃料の油は無かった。
夏休みを淡路島で過ごしたときは、毎日新鮮な魚をC子姉が料理してくれて食べていた。
その魚はどこで調達したかというと、夕方浜辺に漁船が上がる。姉はそこで買い求めていたと思う。漁船はエンジンなどの無い手漕ぎの船で、舟底には様々な種類の魚が入っていた。
蛸やフグも混じっていた。
漁師のおじさんがフグのお腹をキコキコと音をさせてこすると、お腹がプーッとふくれて来るのを見せてくれたりした。
でもこんな漁の仕方では都会迄は届く程獲れなかったのだろう。
大阪に住んでいては、たまに腐りかけた干物の配給しか無かったのである。

季節も余り関係なく、多くの種類の野菜や果物も当たり前の様に食べているけれど、石油を使わなくても食べられる季節の食料を頂く様に心しないといけない時代が来た様に思う。
今日は漁船が休業で、海の魚達は命拾いして大喜びしていることだろう。

今日の花:久しぶりに裏庭に出たら、金柑の花が満開だった。