a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

おしゃれな見舞客

a-doll2008-10-08

木犀が盛んに秋の香りを播き散らしている。
秋らしい気持ちのよい日になった。
午後、牧師夫妻が車で迎えに来て下さって、娘と私と一緒に病院に行き夫を見舞って下さった。
牧師夫人のMさんは、上品なドレスを着ていらっしゃった。
相手の病人が例え意識障害が有っても、見舞うのに敬意を表して下さっていると感じて、とてもうれしかった。
それにしてもいつまでも美しくて素敵な人である。
明日夫は胃瘻の手技を受ける。絶食で点滴をして貰っているので今日は車椅子の散歩はおやすみ。
病院の帰り、バス停で夫の友達Kさんに会った。話し相手が居なくなって寂しいとおっしゃっていた。彼女は今85才。15年前にご主人をやはり脳梗塞で亡くしている。「いつも1人で食事をして寂しいでしょ」と聞いたら「好きなものを一人で食べられるから楽なものよ」とさっぱりしている。
謡曲の稽古に行ったり、油絵を描いたり、マイペースで豊かな老後を過ごしている。これも彼女が健康だから出来るのである。あやかりたいと思う。
今日の花:藤袴