a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

しゃべった(?)

娘が再びボストンに旅立って行った。
1人で電車に乗って病院へ行く。夫の俳句の友達のTさんが様子を見に来て下さった。
今日も食べるリハビリの先生がいらっしゃって、食べさそうとしたところ痰が喉に絡まっていて、上手く行かなかった。
という訳でゼリーを食べるリハビリは月曜日までお預けだ。
看護士さんが言うには午前中に夫がしゃべったらしいのだ。「うそでしょう?」と言ったが、看護士さんが問いかけたら「いや、まだ」と少々かん高い声でしゃべるのを2人で確かに聞いたと言っている。
「Aさん、奥さんが信じはれへんけどしゃべったよね」と聞いていたが返事無し。
夫のカルテに『グッと!地球便』のDVDが挟んであって、今日詰所で観たというのだ。主治医の先生に廊下で会ったら「テレビ番組見ましたよ」とおっしゃった。私は夫がしゃべっている様子を優しく看護してくれている人達に見て欲しいのだ。
今の夫にはどんどん話しかける事が大切らしい。
食べる事も話す事も少し希望が沸いて来た。
『希望』という言葉がこんなに素晴らしいとは今まで気が付かなかった。
腕時計を持って行ってはめて上げた。「今何時?」と聞くと腕を上げて時計を見てくれる。