a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

現実からの逃避と空想の世界

昨日のSakuraちゃんのブログに、落ち込んでいる時に空想の世界に入り込むという方法が書いてあった。
現実が余りにも情けない時は、想像の世界に浸って現実逃避をするという方法である。
そこで私も昔はよくやっていたのを思い出した。嫌な現実から逃げたいから突拍子もない空想の世界に入り込んで楽しんだ経験が有る。
数十年前、夫の叔母の面倒を見るために、奈良の家に通つていた頃。
夫の叔母は生涯独身だったから厳しい女性だった。
嫌だからどこかへこのまま逃げ出してしまいたい。でも家族が待っているから責任を果たしてからで無いと家に帰れない。
電車に乗っている時、電車やバスを待っているとき、楽しい夢の世界に入り込んでしばらくの間現実からの逃避をした。
それは数年続いた後、どうやら切り抜けられたのであった。

先日読んだ茂木健一郎の本にも書いていたけれど、グリンゲーブルスのアンは惨い生活(両親が亡くなって孤児院でひどい仕打ちを受けたり、子守りの仕事にこき使われたり)から、脱出出来て幸せになれたのは、彼女に素晴らしい想像力が有ったからだという。常に空想の世界に逃避することで、辛い事を忘れて前向きな行動に移れたのであった。
行き過ぎもまま有るけれど、想像力を駆使して現実逃避をするのは、とても良い方法だと脳科学者は書いて居た。

いつの間にか、現実ばかりで空想の世界と無縁になってしまっていたが、Sakuraちゃんのブログを読んで昔の事を思い出した。
この年になってもイマジネーションは沸くのだろうか。一度試して見る必要が有る。

今日の夫は熱が下がっていた。薬が効いたのだろう。
シーツ交換日で、2人の看護師さんが、きびきびと夫を寝かしたままシーツを換える所を見学した。
夫は酸素吸入もしているが、今日は穏やかに寝ていたのでほっと一安心。