a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

地味な服を着る?

教会でYさんとお昼ご飯を食べながら話をした。
私が昨年教会の日曜礼拝に通い始めた頃、まだ夫が闘病中だったので、いつもハグをして慰めと励ましをして下さった優しい方である。
夫の俳句と謡曲の友達で、夫より1才年上。告別式では弔辞を読んで下さった。
Yさんは27才で未亡人になって苦労をして3人の子供を育てた。
当時は未亡人になると周囲の目がうるさくて、明るい色の洋服なんかは着られなかったらしい。周りに男性の気配は無いかと常に監視されていたのだ。
だから目立たない様に、地味な色合いばかりを着て暮らし続けた。長年それに慣れてしまって、今も明るい色の洋服なんか着られないのだそうである。
今日私は赤いジャケットを着ていたので「うらやましいわ」とおっしゃった。
私は年老いて未亡人になっても、赤い服を着られる気楽さを思う。勿論周囲も何とも気にしてくれないのだから。