a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

グローバル・ピース・コンサート

突然台風が近づいて不気味だ。各地で水害が多くて気の毒である。今夜は大阪も注意報が出て嫌だ。
午前中は掃除をし、午後は月曜日は1割引きのスーパーに買物に行く。いつもの3倍程買い込んで,娘に迎えに来てもらう。
冷蔵庫が満杯になって,一安心。
戦時中に大きくなった子は、トラウマで食料が枯渇するのに恐怖感を抱く。特にニュースで災害の様子が流れることの多い昨今は。
さて,昨日のいずみホールでのコンサート、内容がとても良かった。
昨日も書いたが出演者は全てボランティアである。
常々生で聴いてみたいと思っていた、天満敦子さんの『望郷のバラード』。無伴奏で、ルーマニアの哀愁溢れる旋律を、切々と奏でて引き込まれた。
和田薫作曲の『独奏ヴァイオリンのための譚歌』これも無伴奏で体全体で調子を取って、日本のリズムを刻んで曲も良いが魅せられた。
人柄も素敵だ。愛用のヴァイオリン、ストラデバリウスの事を『旦那さん』と思って信頼して愛しておられるとか。
大いに満足した。
2部は演奏会形式の『カヴァレリア・ルスチカーナ』。指揮は牧村邦彦氏。オーケストラは関西のオーケストラの精鋭の寄せ集め。サントッツアは田中友輝子さん。サントッツアの恋心、嫉妬心、激情、後悔の気持ちの変化の表現が素晴らしかった。
先月、友輝子さんの『カルメン』を聴いたが、カルメンとは全く別のキャラクターを巧みに演じた。流石〜〜我らの後輩。素晴らしい。ブラービ!だった。
私は『カヴァレリア・ルスチカーナ』を20年程前に、やはり演奏会形式で合唱を歌ったことがある。曲が懐かしいだけではなく,何度聴いても美しいオペラである。間奏曲は特に美しく涙が出そう。
来年も長崎原爆記念の日に開催が決まっている。
司会の日下部吉彦氏はおっしゃった。『グローバル・ピース・コンサート』など、開く必要の無い核兵器の無い世界に一日も早くなって欲しい、と。