高校の友達６人で醒ケ井の梅花藻を見に行く。醒ケ井は米原市の中山道の宿場町である。湧き水が流れていて川面にゆらゆら藻が浮かんで小さな白い花が咲いている。その上に百日紅が桃色の花びらを散らして色を添えている。
２年前に、コーラスの仲良し３人でバス旅行で観に行ったが、その時は美しく咲き誇っていて感激したが、今年は水量が多く日照時間が少ない所為で、水に浮かぶ藻が半分でちょっとがっかりだった。
私達は花が目的では無く、ご母堂を無くして落ち込んでいるI橋さんと夫を亡くした私を元気づける為に、合おうじゃないのと云う感じで出掛けたものだから、誰もがっかりした顔もせず、京都まで戻って食事をした。車中でもお料理屋さんでも、しゃべって笑って「何でこんなに楽しいのやろ」と言いながら機嫌良く１日を過ごしたのである。
