a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

未亡人とパソコン

私の世代では、パソコンを日常に活用している人は限られている。
中には持っているけど、開けなかったからメールを見ていないと言う人も有る。活用していないのだ。
先日の蒜山高原のバスツアーに一緒に参加した高校の友達D水さんは、ご主人を2年前に亡くされた。
ご主人は、生前パソコンを使っておられたが、彼女は使えなかった。
私の世代の女性にはこのケースが多い。H子姉もそうだったし、N川さんも勝ち気な女性にも関わらず、ご主人に教えても貰わない(N川さんのご主人はボランティアでパソコン指導をなさっているのに)。ご主人に変な遠慮をしている。

D水さんは、最近ようやくご主人の残されたパソコンを使い出した。教室にも通ったそうである。勉強をし始めたら真面目な優秀な彼女のことだから、すぐさま活用始めて自分用に新しくパソコンを購入した。
その彼女から今日メールが来た。
彼女はかん高い声を持っていて、その上エネルギッシュだから、ずっと一緒に居ておしゃべりをするのはしんどい。
ところが受け取ったメールは簡潔極まる。要点を解りやすく書いてある。電話だったら30分位しゃべってくれるのに、これは以外だった。
メールは良い。私は自分もおしゃべりのくせに、彼女のことをしゃべりだとか、かん高い声だとか悪く云わなくて済む。
その上お互いに、貴重な時間を奪わないでコミュニケーションを取れる。
未亡人同士。メールで慰め合い教え合うのには最高の手段である。