a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

「大當り伏見の富くじ」

同窓会主催の観劇会で松竹座に行く。
お昼の部で、お弁当も準備して下さった。
一緒に観劇したのは、何時ものメンバーI橋さんY本さんK下さん。
中村獅童がえらい人気で、松竹座は満員で、私たちの席も後の方しか取れなかったのだ。
「慶安の狼」は、丸橋忠弥を中村獅童が熱演した。ただ、出し物としては退屈でぺけ。
「大當り伏見の富くじ」は、歌舞伎ともミュージカルとも吉本の喜劇とも言えない、今時の若者の演劇とはこんなものかと、仕方なく納得したが、歌舞伎役者が演じるには無理がある。
最後なんかは伏見稲荷に大階段を作って、スターが下りて来る宝塚からパクって来た様である。勿論羽根は付いてないけれど。
こんな芝居を心から面白いな、と言えるには私たちは年を取り過ぎたのだろうか。
市川染五郎は達者。踊りもダンス(!)も流石だし口跡も良い。大阪弁もかなり上手い。
片岡愛之助は品が有った。
中村翫雀の花魁鳰照は品も有るし面白かった。流石である。
歌舞伎を観に行ったつもりだったが、和楽器は殆ど聞こえて来ず、西洋音楽(?)ばかり。ティンパニーとシンバルでチャンバラのシーンを盛り上げるのは私は嫌いである。


芝居が跳ねてから4人で、向いのギャラリーの上のティールームで侃々諤々芝居の余韻(悪口大会?)を楽しんだ。