a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

「画家と庭師とカンパーニュ」

2007年フランス映画。
このフランス映画は楽しくて良かった。
カンパーニュとは田舎という意味らしいが、画家は両親が亡くなって空き家になっていた田舎に戻って来る。
妻とは別居中だ。離婚を迫られている。絵は売れるが、売るための絵を描くのに嫌気がさしている。
荒れた家と庭を修理するために庭師を雇ったら、それが幼なじみと分かる。
2人は境遇が違うが共通の思い出があって、お互いを「キャンバス」「ジャルダン(庭の意味)」と呼び合って、とりとめの無い話をして交流を深めていく。
悪ガキだった2人は先生の誕生日ケーキに爆弾を仕掛け、ケーキをぐちゃぐちゃにして退学になる。2人が犯人だと何故ばれたかと言うと、ケーキを切る前に2人が耳を塞いでいたのが写真に写っていたのだった。
パリとカンパーニュを行き来するキャンバスだが、ジャルダンが仕切って家の中と庭がだんだん美しく整えられて行くのが何とも素敵だ。さりげなくお互いをいたわり合い助け合う2人の関係が良い。
色を抑えたパリの風景と、飛び切り明るいカンパーニュ。キャンバスが最後に見つけた自分の画風も素敵だった。
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