a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

最近見た映画

特別お薦めでは無いが、楽しんだ映画をご紹介する。
「ママが遺したラヴソング」2004年製作
ママの遺したラヴソング スペシャル・エディション [DVD]

フロリダに住むパーシー(スカーレットヨハンソン)は高校生だが荒れた生活をしている。
そこへニューオーリンズから母の死が伝えられる。
母の住んでいた家に着くと、汚く荒れた家には知らない男が2人住んでいるのだった。
アル中の大学教授ボビーロング(ジョントラボルタ)ともう一人は作家で彼の弟子。
ぎくしゃくした同居生活が始まるのだった。
祖母に育てられたので母との思い出が無いパーシーは、今まで母との思い出を自分で創作して過ごして来た。
少しずつ癒されて行く少女。また知らなかった生前の母の様子が少しずつ分かって来る。
スカーレットヨハンソンが若くて初々しい。
「ジュリエットへの手紙」
ジュリエットからの手紙 [DVD]
ソフィーは婚約者とイタリア、ヴェローナに旅行をする。そこはジュリエットの家が観光地となっていて、多くの女性が手紙を壁に張り付け、ボランティアがそれに返事を書いている。
ひょんなことから壁の石の中から50年前の手紙が見つかり、ソフィーが返事を書くことになる。
手紙の主クレアは、返事を受け取って、相手の男性を捜すためにロンドンから孫と共に出て来る。
葡萄畑が広がったイタリアの風景が美しい。
ソフィーは可愛くて、この物語は彼女の恋物語でもあるのだが、70才近いクレアはいかついおばさんで、もう少し素敵な女優が望ましかった。
「冬の小鳥」
冬の小鳥 [DVD]
韓国映画
1975年、9才のジニは大好きな父に連れられてカトリックの孤児院に来る。父は黙って去って行った。
捨てられたと信じないジニは何かと反抗する。仲よくなったスッキにも裏切られる。
死んだ小鳥を土の中に埋めたように、自分を埋めようと試みたり、慈善のプレゼントの人形を毟り壊したり、反抗する姿が哀れだ。
教会で、神父が語るイエスの言葉「エリ・エリ・ラマ・サバクタニ(父よなぜお見捨てになったのですか)」の言葉を自分に照らし合わせ聞く姿が哀れである。孤児院の園長もシスターも寮母も医師も優しいのが救いだ。
少女たちの悲しみと絶望感を共感して辛い映画。
偶然3本とも親に捨てられた少女の物語だった。