a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

2匹のノラ猫

ノラ猫の「くろ」は雄である。
くろは仔猫のときに虐待を受けたのか、尻尾が無くて、後ろ足も障害が有って引きずって歩いている。年齢は不明。
大抵の雄のノラ猫は一つ所には住まないが、くろだけは敏速に走れないから隣の家に居るようだ。
ということは、まだらちゃんの縄張りを犯しているのである。


まだらちゃんは雌だから、余り遠くへは行かない。
彼女は、2年半前に隣の空き家で3匹の仔猫を産んだので、捕まえて病院へ連れて行き手術を受けさせた外猫である。年齢は3歳7ヶ月。
今から思えば、もう少し可愛い名前をつけてやれば良かった・・・と後悔している。
可愛い顔だが、毛並みが汚くてまだらなのである。
シャーロックホームズの「まだらの紐」を連想するおどろおどろした可哀想な名前。
「まだらちゃん」と呼べば走って来るので、今更改名も不可能かと思う。
私が外に出ると3軒位向こうから走って来る。彼女のなわばり空間は精々50m四方か。


くろは、まだらちゃんの餌を横取りしてどんどん元気になって毛並みも良くなった。
今朝は何と庭のベンチに座って日向ぼっこをしているではないか。
態度がでかくなった。
猫と云う動物は、ちょっと甘い顔を見せるとつけ込む。
「ちょっと、くろちゃん、厚かましいよ」写真を撮ってから庭から追い出した。
写真はくろを眺めるくるみ。