a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

久しぶりの雨

午後雷と雨。久しぶりで気分が良い。
今日のクルミ。暑いので新聞読むなのポーズもずぼらなこと。

手洗いのタイルはひんやりして気持ちが良いのだ。

映画「サガン 悲しみよこんにちは」を観た。
フランソワーズ・サガンは1935年生まれのフランスの作家。
18才で「悲しみよこんにちは」が大ヒットして膨大な収入と名声を得た。
入って来たお金はめちゃくちゃな使い方をし、また有象無象の人々が集ってくる。
沢山の作品を残したが、アルコール、麻薬中毒、カジノ、また2度の離婚、自動車事故、ありとあらゆるゴシップを流した。
私はサガンが持て囃されていた頃、魅力的な顔立ちや作品(映画にもなったし)やフランスという国に強く魅かれながらも、同世代として、憧れを通り越してジェラシーを感じていた。
おおよそ、私(日本の殆どの女の子)のその頃とは違った世界だったから。
今日の映画は、サガンの破産した晩年と、たった一人の息子にも会わずに寂しく亡くなる様子が強調されて哀れだった。
美しい田舎の家もパリのアパルトマンも、美しいだけにより哀れさを感じた。
急な客に食材が無いと言って犬用に炊いた餌を出したり、犬が家宅捜査のときに隠したバッグを加えて来て、フロアに白い粉をまき散らしたりと、ハチャメチャな面白いシーンもある。
暑い日は面白い映画を見るに限る。
本物のフランソワーズ・サガン