a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

日曜礼拝メッセージ

「不遇時代の学習」
創世記29:15〜27
ヤコブ物語つづき
ヤコブは伯父ラバンの元に逃げて、肩身の狭い思いをしながら21年間働いて過ごした。
不遇時代の始まりだったが、人生の学習をすることになる。
ここから学ぶべき真理は、
1、蒔いたものは刈り取らねばならない。
ヤコブは7年働いたら、妹娘ラケルを愛していたので、報酬として娶りたいと伯父に云った。
7年経ってラバンは婚礼の祝宴を催した。
ところが朝目覚めて見ると、そこに寝ているのは姉娘のレアであった。
「何と言うことをしてくれたのですか」となじると、
ラバンは「われわれの所では、長女より妹を嫁がせるようなことはしない。
妹娘もやりましょう。その代わり、もう7年間わたしに仕えなさい」と云った。
だまされたヤコブは、自分も過去に父をだましたことを苦く思い出したのである。
人生の苦いレッスンを伯父から学んだのである。
 
 悪に対して悪で勝つ・・・復讐合戦となる。
 悪に対して我慢する・・・ストレスになる。
 悪に対して善で報いる・・・しんどいのは相手、敵の肩に炭火を積むことになる。

2、必要な時間の恵み。
兄のエサウは遊んでばかりなのに、あんな兄に財産をやろうとする父はおかしい。
自分は賢いから財産は自分が受け継ぐべきだ、と信じて謝る気持ちはなかったヤコブ。
21年間学んで思ったのは兄と和解することだった。
焦らず日常のやるべきことを淡々と過ごすこと。

3、不遇時代にも幸せを与えて下さった神様が居られる。
ヤコブは結婚して12人の子供を与えられた。
12人はユダヤの12の部族となる。のちにイエス様がお生まれになる。

それにしても伯父ラバンは最後までヤコブを虐めた。
羊を譲るのも悪いものをくれたが、神はそれも良い羊に変えて下さった。
ヤコブはこの後兄と和解した。
恵みを数える生き方に変えられたのである。



小春日和とは今日のような日のこと。
庭の椅子に座って、朝刊の読み残しを読む。勿論クルミも日向ぼっこ。