a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

寂しい病人

午後暑さがぶり返して来た。
ちょっとやばいので、病院へは回り道して行く。
高野線三国ヶ丘でJRに乗り換え天王寺へ。大阪市バス(210円)で病院前まで。バスはがんがんに冷房を効かしてくれていて快適だ。
姉はリハビリ病棟に移っていた。リハビリに励んでいる様子である。
黒糖カステラをおやつに持って行ったら「昨日から食べたいなと思っててん」と言う。思うようにおやつも食べられない姉がいじらしくなった。
牛乳を買って来たら「牛乳とカステラの相性がええわ」。こんな姉を見ると、暑くても会いに来なくてはと思う。
「昨日は教会に行って来たん?」と聞く。今日来るか明日来るかと心待ちにしている様子が分かる。
せめて携帯電話が使える人だったら・・・と思う。今さら遅いけれど。

姉との会話は思い出話が多いけれど、今日は女学校の校歌を一緒に小さな声で歌った。
♪石川の水 流れて速し・・♪ 各地の川の大雨による氾濫のことを話しているうちに、石川はどうやの?となって姉が卒業した富田林高女の校歌を思い出した。
昔、校歌を家でも歌うので、私も耳に焼き付いた懐かしいメロディ。
元気になって思いっきり歌える日が来て欲しいなあ。