ニュースで「ラグビーワールドカップ」が盛り上がっているのを見る。
私はスポーツをするのも見るのも余り好きではないが、そういえば・・って感じで昔を思い出す。
近所の悪ガキ兄弟TちゃんとSちゃん。高校生からラグビーを始めて頭角を表す。どちらも一流大学へ進学した。社会人になってもラグビーで活躍していた。
子供の頃彼らの家の前を通ると、門から突然出てきた殴りに来たからずーっと恐怖の悪ガキ兄弟だった。
ラグビーで活躍しだした頃、道で会うと突然親しげに話しかけてきた。自信がついたのだろう。彼らにもラグビーに全然興味がなかったから、彼が「今日新聞に写真が載ってん」と写真を見せてくれても「ふーん」と気のない私。
ある日は包帯でぐるぐる巻いた顔で「怪我してん」「ふーん」。
もっと関心を持って聞いてあげたらよかったな、と懐かしく思い出す。今、突然ラグビーが賞賛を浴びて、おじいさんになっているだろう彼らはきっと喜んでいるだろう。
今一緒にハイキングに行ったりしている高校の級友たちもそういえばラグビーをしていた。
彼らはいつも汚くて、見るからにワイルドで、私は全く興味がなかったから無視していたようだ。
なんか、ノスタルジックなスポーツだなあ。といってもテレビにかじりついて観戦しようとは思わない。
