朝からやっぱり血圧が低くて眠くて、朝寝して寝返りうてば昼寝かな(渥美清の句)状態だった。
昼ごはんを食べさせてもらってまた寝る。
秋口は台風がよくやってくる。
台風病にかかってしんどいのだ。
子供の頃から低血圧でひ弱かった私はいつも2学期の始まりはしんどかった。
よく今まで長く生きられたと我ながら驚く。
昨日のおしゃべりの元気な2人は私より学校は1年下だか、生まれたのは1年も変わらない。
だから私の傘寿のお祝いに便乗して自分たちも一緒にやるというのである。
1年学年が違うのは大きい。
昨日の会話の中で、戦時下学校で軍事教練もどきが行われたが、彼女たちは2年生だったから「そんなんなかった」という。
手旗信号の練習せえへんかった?
「そんなん知らん」
気をつけーかしら右!は?
「せえへんかった」
校長先生が白い手袋を嵌めておもむろに紐を解いて巻物を恭しく解きつつ「教育勅語」を読みはった〜
「全然覚えてへん」
Nさんは京都の田舎、Mさんは三重県の親戚に疎開をしていたから大阪とは事情が違うだろう。
2年生は未だ幼児なのだった。
1学年先輩というだけでどんな状況でも私が親分風を吹かしている。
混声合唱団にいた時も、やめてしまった今も何となく親分子分の間柄は続いている。
しかし親分は低血圧症なのである。