婦人聖書の集いより
創世記24:1-61
リベカ(1)
創世記24章は大富豪アブラハムの息子イサクの嫁選びのおはなし。
息子の妻を選ぶのに、遠く離れた生まれ故郷の親戚の中から選ぼうと忠実なしもべを使わした。
しもべは不思議な導きを得た旅の地でリベカと出会う。
イサクの妻になる女性である。
リベカはアブラハムの兄弟ナホルの妻ミルカの子ベトエルの娘であった。15節
アブラハムーイサク
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ナホルーベトエルーリベカ
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ハランーロト
ムリーリョ「リベカとエリエゼル(しもべ)」
1、普段の生活に見る特別の出来事
井戸の水汲みがリベカの毎日の生活であった。11
しかし、その日の夕暮れ時、自分の人生に大きな特別なことが起ころうとしていた。
大富豪アブラハムの息子の嫁としての人生が始まるからである。
※特別な出来事は華やかな何か特別なことの中にあるのではなく、普通の日々の中にあることを教えてくれる。
日々の勤めに変化がなく無気力になるときも、おろそかにしないよう努めたい。
2、親切は期待以上の結果を生み出す
アブラハムのしもべが嫁の条件として挙げたのが、旅人に水を提供するだけでなく、ラクダにも水を提供してくれるかどうかであった。14
ラクダは水を76リットル飲むと言われる。
10頭のラクダ(10節)なら760リットルの水が必要となる。
凄い重労働!
リベカは長旅をしてきた人とラクダに思いやりのある女性であった。
親切なことばは蜂蜜、
たましいに甘く、骨を健やかにする。箴言16:24
3、リベカが結婚を決断した理由は何か
リベカは気持ちを聞かれて「はい。参ります。」と答える。58
まだ見ぬ夫候補との結婚に踏み切った理由は何か?
・玉の輿に乗れる? 重さ1ベカの金の飾り輪、10シェケルの重さの2つの金の腕輪22
・父と兄が「連れて行って下さい」と言ったからか?51
そうではなく、アブラハムの僕から聞く「神の導き」42-44 が「信仰的決断」に至ったと思われる。
※神に人生を委ねる際に「神の導き」を考えることは重要なことである。