暑い午後、今日も映画を観る。
今日観たのは「ニキータ」。
30年ほど昔の映画だが、ジャンヌ・モローが出ていたので観た。
観るのは2度目。
ジャンヌ・モローは一昨日89歳で老衰で亡くなられたとニュースで聞いた。
大好きな女優さんだったので、主な出演作は殆ど観てきた。
年を取ってからも映画出演をして姿も顔も自然体で、ハリウッド女優のように整形はしないでしわくちゃそのまま。
歯も自分の歯だった。(入れ歯とかインプラントじゃない)。
それが又より魅力的に私には見えた。
有名な「死刑台のエレベーター」。
石畳の道をハイヒールでコツコツ音を立てて歩く姿が印象的で真似したいと思ったものだった。
「突然炎のごとく」「黒衣の花嫁」「エヴァの匂い」「小間使いの日記」。
「雨のしのび逢い」、一人でバーに入ってワインを注文し三杯もお代わりして・・・。
椅子に座って姿勢を崩れず・・・。
格好良くて憧れたなあ。
最近では「デュラス愛の最終章」マルグリット・デュラスの晩年の姿を描いた映画で若い男性の恋人と暮らす話。
これはちょっと哀れだったが、でも素敵。
「ニキータ」では、政府に雇われる何も知らない暴力的なニキータに女性としてのエレガントさを教える女を演じている。
若いニキータと並んで鏡に映っても見劣りしない迫力あるオーラが出ていた。
多分、追悼番組として放映される映画も多いだろうから見逃すことなく観ることにしよう。