学生の頃の友達は沢山いるけれど、今年は訃報が続いた。
仲良くしていた幼友達が逝ってしまうのは悲しい。
そんな中で今日は嬉しい案内が届いた。
幼友達Eさんの水彩画のExhibitionの案内。
3人のグループ展なのだけど、3人のテーマはイングランド。
ティーパーティーで「ルイス・キャロルとアリス・リデル」のお話と朗読、私の友達Eさんは「フォトナム&メイソン」のお話をするみたいなのだ。
そして彼女の絵はアリス・リデル(アリスのモデルと言われる)の写真を水彩で描いたもの。
ヴィクトリア調の白いドレスを着た少女の絵である。
Eさんはずいぶん前に胃がんになったけれど完治した。
病気回復のお祝いに、イングランドで買ってきたばかりの花の種や何やかやを送ったらすごく喜んでくれた。
間も無く今度は私が乳がんを患ったが、その時は洋書の「ビアトリクス・ポター」の写真集がお見舞いに届いた。
2人ともイングランドが好きなのだ。
中学校の頃は彼女の家に良く遊びに行った。
彼女のお父様は学校の先生で、お祖父様は英国に(夏目漱石と同時代)留学したという超エリート。
広い大きな家の壁という壁に本がいっぱいあって、階段の壁もぎっしり本棚だったのを覚えている。
一緒にお祖父様のお土産という外国製のトランプカードで遊んだ。
カードには素敵な絵が描いてあって「わたしも欲しいな・・・」と羨ましかった。
その彼女が高齢の今も元気で絵を描いて展覧会に出品するのは本当に嬉しいニュース。
ロマンチックな「アリス・リデル」の水彩画をみたいし、どんな話をするのか聞いてみたいものだけど・・・。
昨日、何人もの男たちに踏まれたろうに、無事に実をつけている藪柑子。