今日は雨のせいもあって、心はちょっとブルー。
気分が晴れるかと午後3時からの町内の「歌の会」に出席する。
雨がまだ残っていそうで傘を持って行った。
帰り止んでいたら忘れるかもしれないし、目立つところに置いた。
色はオレンジなのでこれも目立つ。
楽しい歌の時間を過ごした。
終わって、帰ろうとしたら傘が無い!
残っているのは黒いフリルのついた傘。
皆が「誰かが間違ったのやわ〜」「オレンジ色と黒と間違える〜?」と口々に言ったが。
しょうがない愛着は有るけれど古い傘やし・・・と思った。
帰ろうと歩き始めたら大声で呼び止められた。
何とAさんがおしゃべりに夢中で良く見ないで持って帰ったのだ( ? _ ? )。
Aさんは昨日も整形外科で会って、待っている間ずっとおしゃべりをしていた。
若い頃お茶の先生をしていてしっかりしてる筈なんだけど。
話も少しトンチンカンで・・・。
何はともあれ愛用の傘が戻って来て良かった。
2日かけて観たNetflixの映画:またの名はグレイス(Alias Grace)
すごく面白かった。
原作はマーガレット・アトウッド。カナダの実際にあった話の小説。
19世紀。貧しい家族がアイルランドからカナダへ船で移住しようとしている。
家族は暴力を振るうアル中の父親と大勢の子供。船の中で母親は死ぬ。
16才のグレイスはお屋敷の女中として働く。
グレイスは儚げな美しい女。
あるお屋敷で独身の地主と妊娠している女中の死体が見つかった。
逃亡中の使用人と女中グレイスが逮捕された。
本当に殺したのか?グレイスは精神病院に入れられ、30年も服役する。
「アボンリーへの道」でセーラーを演じたサラ・ポーリーが企画し脚本を書いた。
監督はメアリー・ハロン。
虐げられた貧しい女性たちの残酷な辛い話だが、美しい場面が多くて、針仕事の姿や洗濯物を干すシーンが素敵で、キルトのデザインや色も素晴らしくうっとりする私好みの映画だった。