a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

訓示

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植木の選定から逃れて咲いた椿。

 

日曜日だけど、梅田のGホテルでの高校の同窓会主催の新年互礼会に出席する。

ここ数年は欠席していたが、女性の出席が少ないので「お願い」と言われたので出かける。

私が卒業した高校は戦前まで女学校だった。

大阪船場いとさんが通う女学校だったので、父に(このところブログに良く登場・・・)この学校へ入りなさいと言われ、姉も妹も卒業したのだった。

 

歴史が古いので、亡くなられた卒業生のおばあちゃまの遺品の中に100年前の卒業の折の「訓示」なる書類が残っていたのを遺族が同窓会に持って来られた。

同窓会長さんはコピーして皆にくださった。

一部を書き写す。

 

一、在校中修養せる規律習慣は、これを持続せんことを期すべし。

一、常に自ずから時勢に鑑み、絶えず修養練磨すべし。

一、女子天職を守り調和を失わざる限り、家庭及び社会の改善を計るべし。

一、誠実を重んじ謙譲を主として言語を慎み、容儀を整え、娯楽を清くし、

  以って卒業生たる品位を存すべし。

一、勤勉にして分を守り、余力あらば以って公共に尽くすべし。

一、人に交わるには常に和順と礼譲とを旨として、永く円満なる情誼(じょうぎ)を

  保つべし。

一、母校を第二の家庭たるの念を持し、時々登校してその状況を詳らかにし、

  以って一は外部より母校の発達を助け、一は自ら裨益を享けんことを学ぶべし。

 

かなり難しい言葉を使っている。

広辞苑が要る。

父はこれを見たことがあるのだろうか?

うちの娘もこんな教育を受けさせたい〜と思ったのかな。

母校に時々行け、とあるけれど、私は殆ど毎週同窓会間にコーラスに通っているから、校長先生に褒められるだろう。

同窓会間の前に大村忠二郎校長先生の胸像がある。