花にら。触ると臭いけれど可愛い花。
今日はかなり気温が低い。
でも庭の掃除には最適なお天気なのである。
雑草はどれも可愛い花をつけていて抜きたくないほど可愛い。
でもこれが放っておくと、猛々しい本当の雑草になるから辛いけれど抜く作業をする。
あまどころが咲いた。
午後は映画鑑賞。
「黄金のアデーレ」2015年製作。
ロサンゼルスに住むマリア・アルトマン(ヘレン・ミレン)は82歳。
姉が亡くなってその遺品が届く。
その中にグスタフ・クリムトが描いた金ぴかの女性の肖像画の古い絵葉書が有った。
描かれている人物はマリアの叔母のアデーレ。
マリア・アルトマンはユダヤ人で、命からがら夫とともにウイーンからアメリカへ逃げてきた。
両親は捕らえられ、家に飾られていたクリムトの肖像画数点はナチスが略奪して行った。
マリアの友人の息子ランディ・シェーンベルク(ライアン・レイノルズ)は駆け出しの弁護士で、彼の先祖もナチスの手から逃れてきたユダヤ人。
作曲家シェーンベルグの子孫なのである。
アデーレの肖像画は1億ドルという高価な絵でベルベデーレに飾られている今やオーストリアの宝と言われる有名な絵。
ランディはマリアがその絵を取り戻すために奔走する。
マリアは高齢だけれど凛々しい。
相手方はマリアはもうすぐ死ぬだろうし・・・裁判を長引かせたら良いとも思ったろうけど、負けていない。実際は94歳まで生きた。
今「黄金のアデーレ」はニューヨークに展示されている。
この映画は見るのは2度目だけれど、クリムトの絵やウイーンの街が美しいのでまた見てしまった。