今日はまた暑くなった。
昼寝、家事、食事の間にすることは、英国ミステリー、映画、アニメなどを観て暑い日盛りを冷房の中で過ごすこと。
忘れられない映画を2つ。
ハンガリー新進気鋭のネメシュ・ラースロー監督作品。
アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所で働かされているサウルはハンガリーのユダヤ人である。
ガス室の屍体を片付け掃除をするのが彼のしごと。
ある日、その中に一人の少年を見つけて自分の息子だと思い込み、何とかして遺体を埋葬しようとする。
友人アブラハムは「お前に息子は居ないじゃないか」と言っている。
画面は暗くておぞましいシーンが続く。
音楽ではなく音響でより恐ろしい映像になっている。
もう一度見なさいと言われたら断る。
ユダヤの囚人の中には、ナチスの憲兵達の目を盗んで隠れて大量殺戮をカメラでとらえたり、記録したものを瓶に詰めて土の中に埋めて後世に言い残した人が多くいたそうである。
最後まで重苦しいが、最後の場面で救われる。
「この広い世界の片隅で」
また見てしまった。
大好きなアニメ映画。
昭和19年に広島から呉に嫁入りしたすずの物語。
すずは爆撃で右片手を失い、多くの人々が愛する人を失った。
昭和年代が良く描かれていて、昔人間の私も文句の付けようがない。