95才のC子姉を久しぶりに見舞う。
昨年12月に会いに行った時は脳出血の手術の後で、言葉も「ありがとう」だけでもうこれで会えないのかとがっくりして帰ったのだったが・・・。
暑くて行けなくて今日やっと会いに行けた。
もう3週間も目を開けないので・・・という甥の話だったけれど。
Kさん(私のこと)とNちゃんが来てくれはるって、と言ったら目を開けて反応があったらしい。孫たちも来る予定だといったら「女の人ばかりやね〜」と言葉を発したので嬉しいびっくりだった由。
部屋に甥が選んだ唱歌や歌曲のCDの音楽が流れていた。
目を開けないと言っていたが、私が話しかけるとじっと目をこらして見つめてくれる。
CDの歌に合わせて私が口ずさむと泣きそうな顔になった。
姉は歌うのが好きだった。
私が「第九」を歌うきっかけは姉が誘ってくれたからで、姉と同じステージに何度も立ってオーケストラと一緒にミサ曲なんかも歌ったのだった。
前より顔色も良くて元気なのは口から食物を噛んで食べているからと思う。
胃瘻とか流動食を食べさせて貰っているわけではなく、バナナなんかもそのまま食べられるらしい。
会いに行けて良かった。
姉は95才。
子供2人は男の子だけど親孝行で良く会いに来ているし、息子たちのためにも頑張って長く生き続けて欲しいと思う。
今日は火曜日。帰宅してぼーっとしていたらNさんが謡曲のお稽古が済んでやってきた。
丁々発止でおしゃべり。
彼女に負けずに喋ろうとすると血圧が上がってきて元気になるし血流がよくなる。
それと滑舌の鍛錬になる。
脳の回転を良くし認知症の予防になる。
「また寄らしてな〜」と帰って行った。