パソコンに、夫宛にメールが届いた。
何かと思って読むと「はてなダイアリー」からで、はてなダイアリーの更新停止に伴う「はてなブログ」への移行を促す文面だった。
そう言えば、夫が亡くなる少し前まで「俳句日記」というブログを書いていたの思い出した。
開くと、10年前に亡くなる前の年(2008年)の6月が更新した最後だった。
当時夫はワープロを使って俳句を書いていた。
パソコンは嫌だと言って、同人誌のウエブサイトを見るのは私の係りだった。
「プリントアウト!」というのが口癖で、3枚ぐらいプリントして、それはお年を召した同人の友達に上げるのだった。
写真も載っているのが特に喜ばれた。
その頃私はすでにアメリカにいる娘と「はてなダイアリー」を使って交換日記みたいに、こちらの情報を知らせていた。
夫は楽しそうにやり取りをしているのを見て「自分もブログ書きたい」と言いだした。
書く、と言ってもパソコンのキーボードを覚える気はない。
そこで口述筆記の形になった。
毎夜、夫に「今日の俳句は?」と聞く。
夫は「これこれ」と言って後は適当に書いといて・・・と来た。
俳句は才能があるけれど文章を書くのが嫌い。
そこで状況を聞いた上で私が短い作文を書いてアップする。
始まったのは2005年2月。
大阪城の梅林への吟行の句。
しばらく続いて、私が病気中は休みながら2008年まで続いたのだ。
ブログというのは放っておいても何時までも有る。
今回新しく「Unshuの日記」というブログになった。
しかし今となっては更新するにもネタが無いし・・・。