今日も雨。暖かくて眠くなってくる。
今、大量の楽譜の整理をしている。
私の持っている楽譜はすべて合唱曲で、過去に練習をして暗譜をしてステージで歌った汗の結晶のような楽譜。
ラテン語やドイツ語を必死に覚えて歌った懐かしい曲ばかり。
中には、見開きに指揮者やソリストにサインをしてもらっているのも有る。
打ち上げパーティーの時に「サインをお願いします・・・」と差し出したら、笑顔で書いてくださったものだ。
懐かしい思いもするが、書いて下さったのが誰か判明しない。
さらさらと略した横文字のサイン。
外国人だったか日本の指揮者だったかも分からない。
あの時の喜びや興奮は、すっかり忘れてしまった。
だから、心置き無く捨てられる。
楽譜を見てももう覚えていないし、目が見えにくくなっているから読む気もしない。
だから捨ててしまおう。
時たまFM放送で流れる曲を聴いて「あれ!これは歌ったわ」と懐かしく思い出すだけ。
1冊1冊広げて眺めているから時間がかかるし、目がくたびれる。
だから、さっさと捨ててしまおう。
それにしても、小学校5年生の時に合唱の楽しさを知って以来、アマチュアの合唱団に入って合唱を生き甲斐にして生きてこられたのは何と幸せなことだろう。
83才の今もまだ歌っていて、教会では聖歌隊で賛美歌を歌っている。
やっぱり捨てられへんのも有るわ〜