a-dollのブログ

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アブラハムの生涯(6)ー「神の時を待てない夫婦」

朝から小雨。

やる気起こらず・・・朝からパソコンの前に座っている。

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アブラハムの生涯(6)ー「神の時を待てない夫婦」

 

聖書には、神はそれぞれの人生に計画をもっておられ、「神の時」に従って計画は進む。

人間はその時を待てず早まった行動に出てしまう。

アブラハムもサラもその失敗をしてしまう。

 

聖書 創世記16:1-16

 

1、家族騒動

 アブラムの妻サライは、彼に子供を産まなかった。

 彼女にはエジプト人の女奴隷がいて、その名をハガルといった。

 サライはアブラムに言った。

 「ご存知のように、主は私が子どもを産めないようにしておられます。

 どうぞ、私の女奴隷のところにお入りください。

 たぶん彼女によって、わたしは子どもの母になれるでしょう。」

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当時の慣習では道徳的に問題はなかったが、神の御旨ではなかった。

前章で、

 主のことばが彼に臨み、こう仰せられた。

 「そのものがあなたの跡を継いではならない。

 ただ、あなた自身から生まれ出て来るものが、

 あなたの跡を継がなければならない。」15:4

この意味を夫婦の子でなくても良い?と思うのは軽率で、夫婦の間に生まれる子である筈であろう。

このサラの提案の根には不信仰がある。

信じてはいるが神を待てない。

神の愛の御旨を信じきれずに早まった行動をした。

これが根本原因である。

 

2、サラの提案を受け入れた後の苦い結果

・提案が仇になって、自分がみごもったのを知って、女主人を見下げるハガル。

・夫婦の争いー夫へのきつい言葉。

  「私に対すこの横柄さはあなたのせいです。

  主が、私とあなたの間をおさばきになりますように。」

・夫か関わろうとせず。

 アブラムはサライに言った。

 あなたの女奴隷は、あなたの手の中にある。

 彼女をあなたの好きなようにしなさい。」6a

・いじめ→聖書最初のいじめ。

   それで、サライが彼女をいじめたので、  6b

・ハガルの逃亡。 母子ともに死の危機に。

 彼女はサライのもとから逃げ去った。

神を畏れ敬う家庭とは思えない家庭騒動。

神の時を待てないと、人は焦り、人間的思いが先行する時、異なった火種が生じるのを覚えておかねばならない。

 

3、神による解決

このような罪と不信仰はアブラハムとサラの身から出た錆であるが、

神は解決の介入をしてくださる。

 

逃亡して危機的状況にあるハガルに声をかけ、

その苦しみを聞き入れた上で「主人の元に帰り身を低くしなさい」

御心を示した上で「子孫を大いなる民族にする」という恵みを与えられた。10

 

 天の下では、何事にも定まった時期があり、

 すべての営みには時がある。  伝道者の書3:1