金のなる木。
今年は花付きが悪くて、今年もお金に縁が無いということなんや。
暖房が要らなくて暖かく太陽が輝いて・・・家の中の模様替えをした。
クッションも春らしいものに。
棚を整理していたら、パッチワークをした布で作った鳥かごカバーが出てきた。
木綿の布を二重にして裾はレースがついていて上はゴムで縛ってある。
小鳥の籠は金色のスタンドの付いたものだった。
籠は日当たりの良いベランダ寄り居間に置いてあった。
夜になるとカバーを被せて暗くして寝かせてやった。
小鳥はセキセイインコだったか、カナリヤだったか?
もう30年以上昔のことで忘れてしまった。
忘れているのに、今でも時々夢に出てくる。
それは疲れている時に見る夢で、私はどこかへ出かけて長く家を留守にしている。
「あっ、小鳥のことをすっかり忘れているわ・・・もう長いこと餌をやってへん!」
と嘆き悲しんでいる夢である。
30数年前に、使わなくなった籠も処分して現在の家に引っ越して来たのに、カバーだけは手放せなかったと思われる。
「あゝ夢でよかった」
出てきたカバーは洗濯して、新しくクッション(昼寝の枕用としてソファーに置く)に作り直す予定。