青空が広がって気持ちの良い天気。
山の中にある墓地はしばらく行かない間に沢山新しいお墓が出来ている。
お彼岸も済んで墓地は人影もなく静かである。
夫のお墓に花を手向ける。
全部家の庭で咲いた花ばかりである。
花の名前のアプリは便利で賢い。
でも意地悪な私は、この花の名前を全部言ってごらん。解るかな〜?
因みに5種類の花を束ねてある。
アプリは黙って「一つに焦点を絞ってください・・・」。
全部いっぺんに言われへんのである。
私の方が賢い\(^o^)/
ところで、亡くなった夫は俳句を趣味にしていて、毎日のように句会に出かけていた。
脳梗塞で倒れて救急車で運ばれた日も、句会の予定が有ったぐらい俳句にどっぷり浸かっていた日々だった。
それなのに、花の名前を知らん人。
「せめて家の庭に咲いている花ぐらい知っててよ」。
だから花の句は無かった。
墓前に置いた花束を見て「なんていう名前の花やねん?」と思っているかも。
アプリよりあかんな〜。
墓地の桜はまだ蕾だった。
アプリは「そめいよしの」と教えてくれた。
蕾でも分かる、やっぱり優れものだ。