a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

目の疲れはどうする

一年中で一番素晴らしい瞬間は、ガラス戸を開けたら仄かに香ってくる

銀木犀が花開いた合図だ。

暑い暑いと汗かきながら過ごしていたら、やっぱり秋が来たのだった。

嬉しい。

 

朝早くに目医者にゆく。

駅まで歩こうかと思ったら、丁度向こうからバスがやって来たので乗ってしまった。

お陰で、ひとつ早い電車に乗れて、医者には2番目の患者となって診察を早々と受けられた。

「テレビを長いこと見ると目が痛くなるのです」と訴えたら、先生は目玉の標本を手に持って「テレビの画面や新聞を読むと、目玉の周りの筋肉が疲労を起こすのです。

休憩しながら新聞を読んだり、テレビを観たりしましょうね。

温めるのが良いですよ」

とおっしゃった。

ドラマは途中で止めてお茶を飲んだりアイスクリームを食べたりした方が良いのだな。

 

目薬4種3ヶ月分処方してもらって来た。

帰りも駅に着いて、パンを買っているとバスがやって来たので乗って帰る。

汗をかかずに外出できた。

まだまだ汗をかく季節

アレチヌスビトハギ

 

ようやく夏の服を片付けられそうな気温になって来た。

少しづつ夏の外出着を洗ってアイロンをかけて仕舞う。

この夏はコロナが少し下向きになって来て、外出が増えてその分洗濯物が増えた。

嬉しいことだ。

夏が長かったし。

 

昔、即ち私が若い頃はお彼岸が過ぎれば服装も秋ものにしていた。

少々お天気が良くて暑くても辛抱できたのだった。

 

でも現代はそんなことをしたら汗でびちゃびちゃにしてしまう。

昔の様にはいかんのだ。

 

今日は集会所で体操教室があった。

坂道を歩くだけで、やはり汗でびちゃびちゃになったけど。

筋トレとストレッチ。

今日も体の疲れが心地よく元気になって帰宅した。

健康診断に行く

サルビア

 

市から届いていた無料の後期高齢者医療の健康診診査に医者へ行く。

血液と尿検査、身長(5ミリ縮んだ、ついに150センチを切った)体重(変わらず)

心電図。触診。

今朝の医院はちょっと混雑していた。

だから友達と出会ったりした。

 

午後、国葬の中継を見た。

退屈な地味なお葬式。

こんなのに大金を使うのは勿体無いと思った。

 

英国の女王様の豪華で荘厳なお葬式が済んだ後だしね〜

見劣りがするのはしょうがない。

それにしても、こんな時日本独自の音楽が無いのは寂しい。

演奏していたのは確か「アメージンググレース」とか?

折角音楽隊が居るのに、日本らしい曲は国歌「君が代」だけとは・・・。

 

雷が鳴って雨が降り出した。

 

別れの季節

この夏は多くの友人との別れがあった。

と言っても葬儀に出てお別れ出来たのはたった2人で、その他は風の便りに聞こえて来た・・・という悲しい別れ。

来月は大阪市内のホテルで中学校の同期会をする予定だが、出席予定者のリストに乗っていたのに「8月初めにT君は亡くなりました」とラインで彼の友人から知らせが入る。

家族葬が多くなって、連絡網で伝わる形式は全く無くなってしまった。

高校の友人と用事で喋っても「**さん、死にやってんよ、知ってた?」・・・。

あれあれ〜という間にバラバラ散っていく落ち葉の様に悲しい知らせが入る。

 

それでなくても9月はメランコリーな季節だ。

14年前の9月に夫は脳梗塞になって病院へ運ばれた。

今程の猛暑ではなかったけれど、夫は「お水飲んでよ」と言っても忘れる。

ビールは自分で飲むくせに。

陽気でお喋りの人が突然全く喋られなくなって病院のベッドに横たわったまま7ヶ月が過ぎて、3月に天国に召された。

毎年9月になると救急車を呼んだ時の緊迫感や悔しさや悲しさが甦ってくる。

娘はアメリカに居てすぐには帰れなかった。

準備をしてようやく帰って来て看病を始めたが、次の年に別れが来てしまった。

彼は79歳で、私たちはもう少しで金婚式を迎えようとしていた・・・( ; ; )

 

今日もA子ちゃんから長いラインと長い電話が入る。

同級生たちは少しづつ脳が溶け始めていて、トンチンカンなやりとりが増えるのでこんがらがっている。

「a-dollちゃん、これ こうこうやから覚えておいてね。

私忘れるかも別れへんから・・・」

「私も忘れるかも・・・」

86歳になったら同窓会を開くのは無理なのだ。

ホテルの担当者も「はて迷惑な・・・」と思っているに違いない。

豪華なドールハウス

映画「英国王のスピーチ」に出てきたクレア・ブルームが演じたメアリー皇太后

この人は凄い立派なドールハウスを持っている。

20年以上前に娘とウインザー城にある立派なドールハウスを見に行った。

 

6年前に写真を載せてブログに書いている。

英国の国王が凄い権力と富を持っているのに驚く。

この立派なドールハウスより私の粗末なドールハウスの方が素敵だと思うのだけど。

出かけたら元気になる

お花の中に小さいお花が咲いて、可愛わね。

ジニア(百日草)

 

今日は大阪市内にコーラスの練習に出かけた。

汗をかいたけど、日陰を選んで歩いたので元気に同窓会館へ到着した。

今日練習したのは「水のいのち」から「雨」。

 

歌って喋って元気になった。

帰る途中で5人でお茶をする。

高いからケーキはやめた。

 

プラスチックの壁越しだけど喋るのは楽しい。

「なんで国葬なんかするのやろ!」

と90歳のSさんは怒っている。

いつもテレビに向かって怒鳴っているのやけど、今日は返事して相槌を打ってくれるのでストレス発散できるわ〜

 

ちょっと聞いて〜とSさん。

道歩いてたら4、5人の男の子が自転車に乗ってすれ違いざま、

「オバはん、歩くときはマスク外せよ!」

と言ったんよ。

失礼やわ。

「オバはんやなくて、お婆んです!」

って言い返したったら良かったのに・・・と皆が茶化した。

 

そんなわけで元気に帰宅した。

私の好きな映画百選 no.26 英国王のスピーチ

台風14号が近くまで来ている様で、私は眠い。

午後、ソファーで寝てしまう。

2時間も・・・韓流ドラマならこんな時、誰かが(大抵恋人)毛布をかけてくれるのだけど。

私は誰にも構ってもらえず、気がついたら猫も足元で爆睡していた。

 

私の好きな映画百選 no.26 「英国王のスピーチ

 

2010年製作 イギリス・アメリカ・オーストラリア映画

ヨーク公アルバート王子(コリン・ファース)には吃音癖があった。

幼い時に使用人に養育を任されていた結果、乳母による虐待があり、O脚だと矯正金具を付けられたり、左利きを無理に右利きに矯正された。

可哀想な幼年期だ。

緊張すると吃ってしまい沈黙の時が続く気まずさがある。

だから演説は苦手、恐怖に近い。

妻のエリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)は極秘にロンドンで言語聴覚士ライオネル・ローグ (ジェフリー・ラッシュ)を探し、なめらかに演説できるよう訓練を続けさせていた。

 

1936年父王ジョージ5世が崩御して、兄デイビッド王太子が即位した。

しかし新国王エドワード8世となったデイビッドが結婚を望んだウォリス・シンプソン夫人はアメリカ人であり、しかも離婚歴があり2人目の夫とも婚姻中であった。

英国国教会の長である王には不適当である。

結婚を強行しようとして反対され退位をした。

 

恐れていた事態になりアルバート王子は「ジョージ6世」として即位する。

言語聴覚士ライオネル・ローグ はオーストラリア人で第一次世界大戦の戦闘神経症に悩む元兵士たちを治療してきた。

アルバート王子に対等に接し愛称の「バーティ」と呼びかける。

治療法は画期的で、この映画の見どころの一つでもある。

 

戴冠式の準備が進む中、カンタベリー大主教は肩書きもない医療資格も持たないローグを遠ざけようとした。

そのことを知って不安になったバーディはローグを問い詰めた。

ふと気がつくとローグが戴冠式に座る王の椅子に座っているではないか。

ジョージ6世は怒り心頭に発してローグに怒鳴り散らした。

「私は王だ!」と大声で叫ぶ。

怒ったら声は素直に出る。

ここも見所。

 

ヨーロッパではナチスが台頭し、1939年9月英国はドイツに宣戦布告した。

国民の心を一つにする国王のメッセージが必要だった。

急遽、国王の演説がラジオを通して行われることになった。

「ライオネルを呼べ~」と王は叫び、ライオネル・ローグは息子の運転の車で宮殿に駆けつける。

今まで指導をして来た方法を駆使して演説の準備をする。

 

生中継を政府の高官たちも、放送技師たちも、固唾を飲んで見守る。

スタジオにはローグと王の二人だけで入った。

マイクを前にして緊張する王。

 

やがてラジオから流れる王の声に涙を流す国民の姿があった。

 

放送の後、バルコニーに立って国民の歓呼に応える「ジョージ6世」。

横には王妃と二人の王女が居た。

この王女が後のエリザベス女王様。

最後の生中継の場面はこちらも緊張してしまう。

何度観てもドキドキする。

 

ライオネル・ローグの妻をジェニファー・イーリーが演じている。

彼女はドラマ「高慢と偏見」でダーシー卿の恋人エリザベス役をやった女優さん。

優しくて気品がある。

コリン・ファースといえば何と言ってもダーシー卿だものね。

 

また、ジョージ5世の妃メアリー皇太后をクレア・ブルームが演じている。

クレア・ブルームはチャップリンの「ライム・ライト」に抜擢された美しい女優。

いつまでも美しいわ。

ジョージ6世と王女エリザベス。