この春は我が家でのドールハウス展を休んでいるから、よそのお雛様を見るチャンスなので、Y江ちゃんを誘って朝から藤井寺の佐藤邸のおひなさまを見に行く。Yちゃんの娘さんのSちゃんが車で一緒に行ってくれる。
我が家からは交通の便が悪いので大いに助かる。
古い立派なお屋敷に所せましと古い雛人形が飾られている。中には新しいのも有るが、ご亭主があちこち足を運んで集められた膨大な雛人形のコレクションだ。
雛人形だけでなく、家具や敷物なども古くて趣の有るものが上手くアレンジして飾ってある。
かなり、この展示会のために情熱を込めていられるようだ。
無料でしかもお茶のお接待もあった。
大勢の女性が連れ立って来ていた。古いお家なので床が抜けないかと心配する。
ご主人に「写真を取らして頂いてもかまいませんか？」と聞いたら「どうぞ、撮って下さい」と嬉しそうにおっしゃった。
暖房は火鉢に炭火なのである。照明も自然光だけ。薄暗くてなんか懐かしい雰囲気で良い時間を過ごせた。
佐藤さんのお家は相当なお金持ちだろうけど、人々に喜びを与えて素晴らしいご人だと思う。
今日、モンゴメリーの書簡集を読み終えた。
プリンスエドワード島の素晴らしさを世界中の人に知らしめ、少女達だけで無く大人を含む大勢の読者に夢を与え続けたすごい人だけど、書簡集を読む限りでは晩年は辛い思いをして過ごしている。夫の病だけでなく、手紙にも書けない苦労をしている様子だし、あれだけ沢山書いているのに経済的に豊かというものでも無さそうで晩年の彼女の生き方はつらい。
それはそうと、我が夫の風邪はしつこい。まだ声が出ないし一日中寝ている。
