a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

チェロコンサート

堺駅近くで

堺の大浜に有る能楽堂で、チェロのコンサートに夫と行って来た。
ギア・ケオシヴィリはグルジア人、関西フィルハーモニーの主席チェロ奏者である。
檜で出来ている能舞台はチェロの音色を良く響かせて胸までずしっと聴こえて来た。
曲は、ヘンデル:ラルゴ、アルビノーニ:アダージオ、ヴィヴァルディ:アダージオ、バッハ:無伴奏組曲プレリュード、カザルスの鳥の歌も。
グルジアの曲タクタキシヴィリ:鷲の物語など。
チェロの音色は心を優しくしてくれるが、間近でしかも特殊な音響で聴いた今日の演奏は格別だった。
インターミッションではグルジアの美味しいワインを頂いた。
能楽堂のオーナーは酒屋さんである。
ロビーで古い友達Mさん夫妻と坊ちゃんにも会った。
坊ちゃんは今音大でチェロを勉強しているそうだ。
何年も前、夫妻からの年賀状に「長男が産まれました」と書いて有ったのを思い出して、時の経ったことを実感した。
しかし、夫と出かけるとくたびれが倍増する。
今日は彼の誕生日の前夜祭とて機嫌良く食事をと思って、駅前の小料理屋に入ったが、お造りにワサビを入れ忘れたのから不機嫌になって、「家に帰ってから酒を飲む」という。
折角てんぷらと美味しいにぎりを注文したのにである。
しゃりが硬いの店員のサービスが下手のと、ごちゃごちゃ文句ばっかり。
昔からだいたい、職人気質のあいその悪い板前が苦手なのだ。
しょうむないだじゃれを言ったり、阪神タイガースが話題の中心なのが良いのだ、彼は。
私は黙って「天狗の舞」という石川県の酒を美味しく飲んだ。
もう、一緒にコンサートに連れてやらない。