a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

思いで続き

国際親善も大いに役立った。
アメリカ人のジェイミー夫妻は滞在中可愛がって「鞄に入れて連れて帰りたいよ」と言った。
クロアチアから来たミルナの娘モラナは小学生、言葉が通じず友達代わりにランちゃんと遊んで家中追っかけっこして遊び、ランちゃんも楽しそうだった。
パーティーの時はいつも参加していてホステス役もやっていた。
英会話のレッスンの時は椅子が空いた所に座って聴講生をやった。
ティータイムにお菓子が出るのを知っているのだ。
娘にはジェラシーを感じていて、私と娘がソファーでビデオを見ていると、テレビの前に座って邪魔をしたり、しゃべっていると、二人の間に割り込んで座った。
いつも居ない癖にたまに来ると大きな顔をして、お母さんを取る。てな具合だろうか。
朝の散歩はお父さんと、夕方はお母さんと、と決まって居た。
お父さんの時はゆっくり歩く。近所の友達の家や、酒屋さんや、クリーニング店などに寄り道のさんぽだ。
お母さんの時は5キロ程を公園に早足で散歩だ。
たまに二人が一緒に行くと大変だ。
さっさと歩くお母さんと曲り角まで来たら立ち止り、お父さんがゆっくり追い付くまでじっと待つ。
帰り着くまでそれの連続。
臆病で、お医者さんが嫌いで、食べ物の好き嫌いが多かった。
我がままにしてしまったのは私の責任だ。
でも、絶対の信頼を持って最後まで忠実な犬だった。
もう、濡れぬれした真っ黒な鼻先に触る事も、柔らかい毛を撫でることも出来なくなった。
失った悲しみは無くなりそうもない。
今日コーラスで友達に話すと皆驚いて慰めてくれた。