私の高校の同級生に京都で染色をしている人がいる。彼の作品は大胆なデザインで色が鮮やかで美しく個性的である。私は10数年前に、青い薔薇の訪問着とそれとお揃いの塩瀬の帯を染めてもらっている。
3度パーティーに着ただけでここ数年は箪笥で眠っていて実に勿体ない。
今日はお天気も良かったし、リーガロイヤルでの新年互礼会に着て行った。
帯を結ぶのはしんどいけれど、着てしまうと背筋がシャキッとして気持ちがよい。
会場に行くと、作者の樋上君が来ていて私の着物姿に大喜びしている。
会う人全員がきれい、素敵、良く似合うと褒めてくれるので私もここぞとばかり、「彼の作品です。」と紹介しておいた。
以前高校の同期会で、私の着物姿を見て彼に染めて欲しいと注文した人が有ったものだから、今日もアワヨクバとねらっているのだ。
褒めてもらって注目されるのは気分の良いものだけど、こぼさないように、汚さないようにと気を使いながらの食事は余り食べられず、飲めずちょっと残念だった。
おなかを空かして疲れて帰宅。
娘と夫が仲良く夕飯(朝炊いておいたおでん)を食べていた。