a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

美術と映画

新日曜美術館で『小山田二郎』を取り上げていた。
私は今朝彼の絵を初めて知った。恐ろしいが色彩も美しく惹き付けらる絵だった。
小山田二郎は病に侵されて幼いときから辛い思いをしながら、画業に勤しみ『鳥女』をモチーフにした多くの絵を描いた。
2、3日前に見た映画『フリーダー』はメキシコの女流画家を描いた映画だが、彼女も交通事故で大怪我をして何度も手術を繰り返しながらも、素晴らしい作品を残している。
有名な画家の絵でも、少しも魅力を感じないのが多いが、この2人の絵は魅せられた。是非映像でなく本物を見たい。
先週も娘につき合って沢山の映画を見たが、退屈な映画は必ず寝てしまう。ソファーの上でいびきをかき出したら好きじゃない証拠。
面白い映画は絶対に寝ない。
『真珠の耳飾りの女性』は良かった。青いターバンを巻いてモデルを勤めた女の子にスカーレット・ヨハンソンフェルメールはコリン・ファーズ。
場所はオランダのデルフトで運河が美しいが、屋外の雪解けの泥道やそこに洗濯物がひるがえっていて、その中をあひるや鶏が走り回っているような喧噪をよそに、古い家の中の美しいインテリアやドレス。主人公の2人は台詞も少なくて静かな時が流れる。
美しい映画だった。
今夜は『不機嫌な赤い薔薇』を見た。私のごひいき、シャリー・マックレーンがわがまま元大統領夫人で楽しい映画だった。シークレットサービス役のニコラスケイジも良かった。