a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

午後は暑い映画を見る

今日も蒸し暑い日だった。
食欲も戻った夫は元気に出掛けて行った。今日は謡曲の夏期おさらい会だ。
謡曲は長い。「しんどなったら途中で帰って来たら?」と言って送り出したが、心配する事は無く元気に帰って来た。お昼のお弁当もちゃんと食べたという。
やはり、亭主元気で留守が良いなあと思いながら、午後は映画『シン・レッド・ライン』を見た。
1942年、太平洋ソロモン諸島に有るガダルカナル島にアメリカ兵が上陸する。日本の基地をつぶす作戦だ。
若い兵士たちの心理状態、死の恐怖、戦の恐ろしさがリアルに描かれている。迎え撃つ日本兵も必死である。汚れきっていて実に哀れだ。
アメリカ兵も日本兵もどちらも可哀想で、悲しい悲しい映画だった。
惨い戦の映像の間に、無邪気な子供達が美しい海の中で泳ぐ姿や、ジャングルのカラフルなインコや猿、フクロウ等の動物の映像が時々挟まれていて、人間の愚かな行為をあざ笑っているかのようだ。
長い映画で午後の暑さを忘れて見入った。