a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

映画漬けの日々は終わり

1948年イギリスの映画アンナ・カレニナは素晴らしい作品。ビビアン・リーが美しい。メーキャップで眉を異常に太く長く描いているのは何故なのかな。もしかしたらロシアのあの頃の流行だったかも知れないが。でも衣装もアクセサリーも調度品の豪華さも現代のに遜色無い素晴らしいものである。この映画でもヴロンスキーは嫌い。私の好みじゃないからかも知れないけど。アンナの夫は政府の偉いさんらしいが、アンナに社会的立場に傷をつけられ腹を立てるのも解る。でもちょっと陰湿だ。
1998年製作のはアンナの恋とともにとレヴィンの恋も大きな柱になっている。レヴィンは田舎に引っ込んでしまっている貴族だが、ヴロンスキーに恋をしているキティに求婚して振られ、後に結婚して幸せに暮らして、悲劇に終わるアンナと対極をなしていて長い退屈なロシアの冬のような(知らないけど)映画を救っている。
私が新しいの方の映画に軍配を上げるもう理由の1つに音楽が有る。チャイコフスキーの音楽をたっぷり取り入れて、盛り上げで居た。何と言ってもチャイコフスキーはロマンチィックだもの。
アンナ・カレリナが今も映画や舞台に度々取り上げられるのは、何時の時代にも通じるものがあるからだろう。
8月は残す所、10日になった。映画三昧はもう終わり。
今日は夫が耳が痛いというので耳鼻科に行った。ついでに私も整形外科に行く。整形外科の2階は耳鼻科なのだ。夫の耳は大した事無くアイスノンで寝て耳を冷やし過ぎたのだ。
映画は終わりと言いながら、夜また見てしまった。
めぐりあう時間たち』いくら見てもニコール・キッドマンと解らない特殊メーキャップのヴァージニア・ウルフ。この映画にも子供を残して去って行く母親が居る。ジュリアン・ムーアがちょっと怖い女性を演じている。1921年から2003年までの時が前後して出て来るから、しっかり観ないと混乱する。最後には納得するのだけど。映画ってやっぱり面白い。