a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

小さい秋

嬉しい事に明け方は寒いくらい涼しかった。
いつの間にか小さい秋が忍び寄って来たのだ。それでも日中は暑く、汗だくで公民館にたどり着く。自転車で通うSさんに途中であったら、荷台に鞄を載せてくれて先に走って行った。練習場に着いたら椅子に鞄が先に座っていた。
自転車も走っている時は風を受けて涼しいだろうけど、止まったら暑い。坂道を良う頑張るなあと感心した。
夫はすっかり元気になって、今日は難波に地蔵盆の吟行に出掛けて行った。この所歩き方もよたよたせず、さっさと歩ける様になった。
こまめににスーパーまで行って、毎日水瓜や魚そうめんやお寿司のお弁当を買って来る。黙っていると毎日同じものを飽きもせず買って来て食べている。いくら好きだからって良く同じものを食べるなあと呆れるが、ほっておく事にした。
歩いて、好きなものを沢山食べて元気に暮らしてくれるのが一番なのだから。
今日見た映画『父と暮らせば』。原田芳雄宮沢りえが親子を演じている。原爆投下から3年後、娘はかろうじて生き延びたものの、心に深く傷ついていて恋も出来ない。井上ひさしの脚本を映画にしたもので、登場人物も3人だけ、舞台も戦災で荒れた家と図書館だけという簡素なもの。娘役の宮沢りえは清楚でいじらしく、父と娘のお互いの気持ちが悲しく胸に響く良い映画だった。涙が出た。