a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

夫の入院生活の予想

夫は沢山の人から愛されているみたいだ。彼は誰にでも自分をありのままさらけ出してお付き合いするので、誰もが自分より劣っていると感じて優位に立てるので、助力を惜しまず、気持ち良くつき合ってくれる。得な性分だ。
今日も夫より一回り年が若いOさんが来た。俳句の会の会計報告に手間取っていたら、さっさとパソコンで作って持って来てくれた。
誰もが見ていて助けたくなるみたいだ。不思議な才能だ。
夫はまた甘ったれでもあるので、手術を受けるのが怖いから、誰彼かまわず訴えて少しでも恐怖を人に肩代わりしてもらおうとしている気配がある。
何人もの友人が「毎日見舞いに行ったげるやんか。」といっている。優しいことだ。
そこで困るのは私。友達が沢山見舞いに来ているのに私はサボれない。
もし私が病院に行かず遊びに出掛けたりしたら「今日は奥さんは?」と皆聞くだろう。
ほったらかしにして冷たい嫁はんで気の毒やと思うだろう。
思われても良いけれど。
いっそのこと、彼らに世話をお願いして私は遊びまくってやろうか。
今日は歌と体操教室に行く。
今日は、中山晋平の曲を沢山歌った。北原白秋の詩で『さすらいの唄』と言うのが有る。余り知られていないが、オーロラの下、ロシアの凍てついた荒れ野を幌馬車に揺られて行く旅芸人の物悲しい唄だ。大正6年の作で、蕗谷虹児の絵に有りそうなエキゾチックでロマンティックな唄である。